Q011 扶養から外れる所得額が変わると聞いたのですが本当でしょうか?(20代男性)

Q
扶養から外れる所得額が変わると聞いたのですが本当でしょうか?(20代男性)

A
ご質問の件はおそらくパートの方の社会保険についてですね。
社会保険については現在130万円未満の年収であれば扶養に入れますが、政府の改正案ではそのラインを94万円未満に下げるとのこと。該当してしまう方にとっては困った話です。

これはあくまで社会保険の話であって、税金の世界では今のところそういう話は耳にしません。少なくとも平成24年度の税制改正案には織り込まれていないようです。
(参考)http://www.mof.go.jp/tax_policy/publication/brochure/zeiseian12/zeiseian12.pdf

ただ、ここは税金のお話をする場所ですので、所得税での扶養についても触れておきます。

現在の所得税では扶養から外れる金額を「合計所得金額が38万円超」と定義しています。
この「合計所得金額」というとわかりづらいですが、その年の利益の合計額というイメージです。
例えばパートをしている方の場合には給料の額から給与所得控除額(最低65万円、24年改正案では上限は245万円)というものを引いたものですし、商売をやっている方であれば収入から経費を差し引いたものです。もし両方やっているのであればその合計額ですね。

「扶養に入る」ということは誰かに養ってもらうということであり、言い方は悪いですが自分の食い扶持を自分で稼いでいないということですね。そして国が設定している「1年分の食い扶持」は38万円になっています。ひと月3万ちょっと。365日3食しっかり食べるとして一食330円。アホかと。
ヘタしたら生活保護の年額の方が高いわけですし見直した方が良いと思いますけどね。社会保険のように切り下げる方向でなく、切り上げる方向に。