Q015 子供を夫婦どちらの扶養に入れた方が有利でしょう?

Q
今まではパートで夫の扶養に入っていたのですが、転職して会社員になりました。
そこで2歳と4歳の子供をどちらの扶養に入れるべきかという問題が出てきました。

夫は年収約300万円、私の年収約270万円(予想)で、所得からの控除はほぼ同じくらいあるのですが、
夫の方には住宅ローンの控除が年約25万円あります。

二人の子供をどのように扶養に入れれば一番税金を抑えられるでしょうか?アドバイス宜しくお願いします。(30代 女性)

A
ご質問は「ご夫婦のどちらが扶養控除を受ければ所得税や住民税が最も安くなるか?」ということですよね?
この件に関してはとても残念なお知らせがあります。

従来は、扶養親族がいる場合にはその親族の年令に係わらず原則として38万円の扶養控除を受けることが出来ました。しかし、平成22年度の税制改正において、16歳未満の子供についての扶養控除は廃止が決まり、所得税については平成23年度、住民税については平成24年度から控除はありません。
つまり、現在の税法上はご夫婦のどちらも扶養控除を受けることはできず、「どちらの扶養に入れるか?」といった問題も生じません。
また、社会保険の面でも扶養親族がいることによる有利不利はないかと思います(詳しくはお住まいの自治体へお問い合わせ下さい)ので、お子さんが16歳になるまでは気を悩ませる必要はありません。(良い話じゃないですけれど。)

扶養控除の縮小の代わりにに設けられたのが「子ども手当」だったわけですが、こちらもいつのまにやら終わってしまいました。(児童手当は復活するわけですが。)

この2つを合わせると、小さいお子さんがいる家庭は税金的には負担が増えただけという結果が残ります。
個人的には最近の税制改正の中では最悪のものだと思います。
子ども手当がなくなったのであれば扶養控除も戻すべきではないかと。
このあたりは今後の税制改正に期待したいところです。

「どちらの扶養に入れよう?」という悩みを近いうちに持てるような事になると良いですね。