Q016 会社に顧問税理士は必要ですか?

Q
3年間個人事業を行い、先日法人を設立しました。
設立したとたんに色々な税理士さんからのDMが届きます(どこから情報を入手しているのでしょう?)。
友人からも「法人にしたなら顧問税理士が必要なのでは?」という話をされます。
ですが、個人事業の間は自分で経理をやっており特に必要は感じません。
税理士さんに聞く話ではないかもしれませんが、いかが思いますか?(20代 男性)

A
法人設立おめでとうございます。今後のご発展をお祈りしております。

確かに法人を設立するタイミングで税理士と契約する方は多いですね。「法人には税理士がついていて当たり前」のような風潮もありまして、我々にとってはありがたいことですが。

さて、会社に税理士が必要か否か。その判断には、以下のポイントがあります。

1)個人事業と法人の違いも踏まえて帳簿をちゃんとつけられるか?
2)法人税の申告書を作れるか?
3)会社がなすべき税金関係の手続きを知っているか?

この3つをクリアしているのであれば、あなたの会社に税理士はいらないかもしれません(極論ですけど)。あやふやな部分があったり、必死に調べないとわからないのであれば税理士は必要でしょうね。
一番怖いのが(3)です。税法は手続きを誤るだけで相当な損を被ることがあります。判断を誤った税理士がクライアントに訴えられる事も頻繁にあるくらいです。ここの判断は慎重にした方が良いですよ。
次に(2)。決算と申告書の作成は税理士に任せた方がよいと思います。税法は結構難しく、ここもちょっと間違えると税金が増えてしまったりもします。
最後に(1)ですが、これだけのために税理士と契約する必要はないかもしれません。個人事業の経理をやっておられたならば、ある程度自分でもできるでしょうしね。面倒であればお金を払って税理士に依頼して本業に集中するのはもちろん有りです。

と、長々書いてきましたが、目先のお金にシビアな起業時であれば顧問契約に二の足を踏む気持ちはわかります。しかし、相談しなかったことで損をしている人を今まで何人も見てきた立場としては、相談できる税理士を身近に置いておくことをお薦めします。そしてある程度お金が回るようになったらその税理士と顧問契約を考えてみて下さい。費用対効果でいえば決して損な買い物じゃないと思いますよ。

ところで、山ほど届くDMですが、あれは税理士が業者さんから情報を買って送っているようですよ。その業者さんがどうやってその情報を手に入れているのかは知りません。
私はあまり営業熱心でないのですが、見習わないといけないですね。