Q027 税理士が勝手に医療費をはぶきます

Q
毎年確定申告の時に税理士に医療費の書類を渡すのですが、必ず一部はぶかれて控除額が少なくなってしまいます。
特に説明もないのですが、どうにかならないでしょうか。(40代 男性)

A
医療費控除については、依頼者ご自身が計算された金額とこちらで計算した金額にズレが生じてしまうケースは少なくありません。
「少ないじゃないか!」とお叱りをうけることも多いです。
税理士という仕事は思いのほか叱られることが多いようです。開業してから知りましたが。

医療費のズレが出てくるのは「一般的な医療費のイメージ」と「税法で定められている医療費」との間にズレがあるためかと思われます。
病院でもらった領収書や薬局のレシートをごそっと「医療費です」と渡されることがありますが、内容を確認してみると薬局でトイレットペーパーを買ったものだったりもします。
さすがにそれを医療費控除で使うことはできませんから外しますよね、そりゃ。
「うちではトイレットペーパーを医療行為で使うんです!」という方がいらっしゃるかもしれませんが、それはもう特殊なケースですので直々に税務署とお話いただくか理解のある税理士を探して下さい。

トイレットペーパーは極端な例として、他にも我々としては外さざるを得ないものがいくつかあります。
例えば、
・違う年度のもの
・医療でなく美容に関するようなもの(歯のホワイトニングなど)
・健康維持や増進のためのもの(インフルエンザの予防接種など)
といったものは外します。
税法における医療費は「損なわれたものを治す」というイメージですので。

毎年の話であれば、なにはともあれ税理士さんとちゃんとお話いただく方が良いかと思います。
こういったことで不信感を持たれたり叱られたりするのは税理士さんとしても本意ではないでしょうから。